1960年代後半、チャイニーズ・カラーのジャケットが 大流行。当時の中華人民共和国の国家主席 毛沢東(マオ・ツートン)に因んで、マオ・カラー、マオ・ジャケットと呼ばれました。今回は、30年ぶりのリバイバル流行ですが、何故か日本だけ、上下揃のマオ・スーツ。
しかしマオ・ジャケット(スーツ)は、あくまでも遊び着です。正しい礼装が要求される、セレモニー、レセプション、パーティで着用される事は、決して有りません。
ところで、案内状に服装の指定(ドレスコード)が有りましたか?特に無ければ、殆ど全員が 黒のスーツに白ネクタイの中では、それなりの覚悟も必要でしょうが、私としては、略礼装や全くの平服(スーツ)よりは、華やかな披露宴・パーティの場に遥かに相応しく、ずっと素敵と思います。
それでは、ちょっと着こなしアドバイス。
出来れば、ズボンを タキシードのパンツにして下さい。これが、パーティでのマオ・ジャケット(スーツ)の、一般的な着方です。これで世界の多くの人々は「タキシードな楽礼装」と認識致します。
マオ・ジャケット(スーツ)の場合、お洒落のポイントは、ポケットチーフしか有りません。色柄物の大判のポケットチーフを、ポケットから溢れんばかりに、クラッシュ挿しにして下さい。色違いチーフを、二枚重ねにして挿すのも、面白いと思います。